難 民 チ ャ ン プ

漫画家うめのサイト。
『大東京トイボックス』とか『南国トムソーヤ』とか『スティーブズ』とか『きょくまん』とか描いてます。
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激白! ウチのマンガノゲンバ
『マンガノゲンバの件』(からまんブログ)
『漫画家がNHKの「ほんっと〜に不愉快!」な対応に取材拒否! 真相を語る』(ガジェッド通信)


以前、ウチも出演させていただいたマンガノゲンバ。
その取材を受けられていた唐沢なをきさんが、取材拒否をされたそうです。どうやら、インタビューが誘導尋問的で、制作サイドがあらかじめ描いたストーリーにあてはめようとする、という姿勢に耐えられない、のが原因だった様子。

なんで漫画の内容にからむようなことまで、言われなくちゃならないの? テレビ番組のために、なをさんの漫画の内容を変えろというのでしょうか。(からまんブログより引用)

が事実だとしたら、たしかにそりゃひどい。怒るのもいたしかたなしです。
ウチでは、こんなやりとりがありました。

ディレクタ「小沢さんは、はじめて妹尾さんの絵を見られてどう思われましたか?」
小沢「古くさい絵柄だなと思いました」
ディレクタ「才能を感じたとか、そういうことはありませんでしたか?」
小沢「ありません」
ディレクタさん、苦笑しつつ
ディレクタ「そういうふうにはなりませんよね? ウフフ」
小沢も苦笑しつつ
小沢「なりませんね。そうだとわかりやすい美談ですけどね ウフフ」


先方から「テレビなので、わかりやすいストーリーにまとめたいです」という、それこそわかりやすい姿勢は伝わってきましたが、それをたいしたプレッシャーに感じなかったのは、コチラも負けじと苦笑してたからかもしれません。(あと、ウチの制作スタイルが独特なので、その説明が取材の中心だった、ということもあると思う)

ちなみにウチの打ち合わせシーンは、再現です。
再現ですが、シナリオは渡されてません。 即興でそれっぽいこと(2、3日前の実際にした打ち合わせのリプレイ)を演じました。
撮影終了後、ディレクタさんに (演技には見えなかったという意味で)
「今のは、本気の打ち合わせですか?」 と言わせたので、まー、ウチの勝ちだ(何かに)

そうそう、この件に関してネットで「これだからNHKは」的な意見を見かけますが、この手の過剰演出に関しては、民放のほうがはるかに激しいと思います。
以前、某ドキュメント番組で、アシスタントの実家が登場したことがあります。暴れん坊な息子と向き合って、家業を手伝わせ、社会復帰させて、みたいなわかりやすい感動ストーリー。ところが、実際には、この息子、子供でもなんてもなく、タレント事務所所属のタレントさん。脚本も全て用意されており、アシスタントは「ドラマの撮影みたい」と言ってました。
このエピソードをモデルに書いたのが、拙著『ちゃぶだいケンタ』の「ヤラセ番組編」です。

 

結局、宣伝かよ! といわずにぜひ。ニセ息子のほかにもテレビのドキュメント取材のニヤリな実態が満載です。そうそう、ちなみに、その暴れん坊な息子さん、カメラのうつってないところでは、たいへん礼儀正しい人だったらしいよ。



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追記
ウチは、特に不快なことはなく、というか基本的に楽しい取材でした。
(若干の恥ずかしさはあったが!)
そのあたりの詳しい話はコチラに。

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追記2
あわせてコチラも。
補足! ウチのマンガノゲンバ
| ちゃぶだいケンタ | 08:40 |
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| - | 2011/04/04 5:42 AM |
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もうひとつ「マンガノゲンバ」取材現場の様子
昨日から話題になっている「マンガノゲンバ」の取材。「ちゃぶだいケンタ」や「東京トイボックス」を描いている漫画家うめさんも「マンガノゲンバ」の取材を受けられて、その体験をブログしています。 ウチでは、こんなやりとりがありました。 ディレクタ「小沢さんは、
| blogs.com | 2009/09/15 4:30 PM |
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