難 民 チ ャ ン プ

漫画家うめのサイト。
『大東京トイボックス』とか『南国トムソーヤ』とか『スティーブズ』とか『きょくまん』とか描いてます。
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ワークショップ『明日、ボクらのマンガを出版する為に』レポート
2010/5/22、秋葉原デジタルハリウッド大学院大学で漫画系電子書籍ワークショップ『明日、ボクらのマンガを出版する為に』を行ないました。
定員50人だったのだけれど、おかげさまでお申し込み多数80人の満員御礼状態。39!

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【DHGS×インタラクティブコンテンツ研究室】 第2回電子書籍ワークショップ 「明日、ボクらのマンガを出版する為に!」

1 デジタル作画の最新ワークフロー
Adobe Photoshopによる制作フローと、Google SketchUPによるレイアウト方式を解説。本当は、SketchUPだけでワークショップやりたいくらいなのだけれど(アシスタント相手には、たまにやってます)、時間の都合で広く浅く。
ハードウェアでは、ウチのデジタル複合機『兄貴』(brother JUSTIO MFC-6490N)も紹介。よくスキャン機能がウンコだといわれる『兄貴』ですが、調教する方法があるんです。要望ありそうなので、今度改めて記事にします。(急ぎの人はメールください☆)


↑兄貴

あと、このパートでは「デジタルにラッダイトな人たち」と「ソクラテスは文字がお嫌い」というエピソードが好評でした。
WS中で紹介した鹿野さんの本『オールザットウルトラ科学』のリンクを貼ろうとしたら、アマゾンに見当たらないので、最新刊『サはサイエンスのサ』を貼っておきます。こちらにも、ちらっとラッダイトな話は登場します。


↑『オールザットウルトラ科学』はなぜ復刊されないの!? 絶対売れると思うのだけれど。

2 80人連歌式漫画作成実習
デートマトリクス、アイデアかけ算、イエスアンド、楳図式キャラクタ作画法、連歌式漫画作成などをしました。
WS前「どうやって80人の参加者全員で漫画を描くの?」と疑問を持たれてた方も多かったようです。実はこのWSかなりの数のプロの方が参加されてました。その一方、絵なんてもう何十年も描いてないよ、という方も。その両方に楽しんでもらうために考えたのが、このやり方。
まずはデートの思い出を思い出してもらって(デートマトリクス)、それを使ってみんなでエピソード交換&キャラづくり(アイデアかけ算)。最後は、6人ずつの班になってもらって、班ごとに、2本の6コマ漫画を描いてもらいました(イエスアンド、連歌式漫画作成)。

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↑原稿用紙をまわして順番に一コマずつ描きます。フセンで隠して、直前の1コマしか見えない状態で漫画を描くのがポイント

やー、会場が盛り上がってよかったー(まあ、前パートは、いわゆる講義っぽかったし)。みなさん、積極的な発言ありがとうございました。正直、ここまで盛り上がるとは思ってなかったし。原稿と記念写真撮ってる人がいたのはうれしかったです。

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プロも、アマも楽しめて、かつ予定調和にならず、バラバラにもなり過ぎず、のバランス調整を考えるのにずいぶん時間がかかりましたが、報われた気分です。
ちなみにこのパートで紹介した本はコチラ。

  
↑こちらもどれもずばらしい本ばかり。必読。


3 (主にマンガを中心とした)電子出版の現状
Apple、kindle、国内電子出版社系、国内インディペンデント系などのメリット、デメリットを紹介。著者印税比較一覧は要望が多いようなので、後日アップします。


4 SmashWordsによる生出版
慣れてるkindleとどちらにしようか悩んだけれど、審査要らずでその場で見れるという利点から、SmashWordsを選択。ところがどっこい、事前にアップロードのテストをしておいてもらう予定が、まさかの手違いでぶっつけ本番。進行がgdgdで失礼しました。それでも、まあ、何とかなっちゃうところが、SmashWordsらしいところ(開き直り)。

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現在、ワークショップの内容などの解説をつけた完成版を制作中です。

というわけで、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

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「ありがとうございました!」


WS終了後の懇親会もWSそのままの盛況で、うれしかったです。
感想を書いてくれたブログをいくつか紹介。

CHINGE(鈴木みそさん)『明日、ボクらのマンガを出版する為に!』
他人のデジタルなワークフローはとても興味があるので、フォトショップの使い方にへえと思ったり、ここはオレの方が効率がいいなとか、これはすごくて真似できないスキルが多いななどと思いながら見ていた。
「ここはオレの方が効率がいいなとか」 ここを、ここをぜひ今度教えてください。定期情報交換会やりたいです。「おっさんアシスタント」のご紹介もありがとうございました。試します!


漫画家 森田崇BLOG★フラットランド『電子書籍ワークショップ「明日、ボクらのマンガを出版する為に!」行ってきた』
ウチの制作体制も師匠(余湖裕輝先生、田畑由秋先生)譲りの
フルデジタルなんだけど、まあ最初は自分自身にも
一部の(大部分の?)編集さんにも、もしかしたら読者にも
偏見があったのは確かですからね〜。
この「なんとなくフルデジタルであることを公表しにくい空気」ってありますよね。ノドにひっかかった魚の骨的な微妙なストレス。みんながいろんなところで、戦ってきてたのがわかってうれしいです。


蒼木雅彦のブログ『うめ先生のワークショップに行ってきた!!』
おもしろがっていただけてなにより!
これだけ簡単だと、この先、キンドルやipadといった電子書籍の媒体ではプロとアマの区別はなくなり宣伝が重要になってくるという事なのかなあ。。。??
そうですね、商業と同人の違いは、技術やおもしろさの違いではなく(←客観的な線引きが難しい)、単に流通経路の違いだと考えてます。電子書籍の時代になると、よりシンプルに出版できるので、総プロ化、というより、総同人化が進むかも。宣伝とかブランディングは、個人がネットを使ってどんどんする、もしくは、個人向けのネット広告屋さん(具体例:twitterハマコーの中の人)なんてのが、主流になるのではないでしょうか。


一色登希彦/アトリエモーティヴ オフィシャルウェブサイト ブログ『漫画家のうめさんの「電子書籍ワークショップ」に参加してきました』
『漫画onWEB』をインディペンデントと紹介したのは、インディーズだと、微妙に「プロ未満」みたいなニュアンス(厳密な定義はそうじゃないけど)が含まれそうで、インディペンデントという言葉にしました。細野晴臣さんのデイジーワールドとか、平沢進さんとかのイメージ。
うめさん、ご提案なのですが、こうした場は、継続的に開催出来ませんかね?
先日のような集まりだったらあるいは、「参加者」と「講師」の垣根をもっとゆるくして、多くの「漫画制作者」が参加者としても発言者としてもその場にいられるようにして、意見交換がそのまま講演になり実習になり、という場にして、何か2010年代らしいブレイクスルーを目指せるのでは?とも思ったのです。
やりましょう!(孫さん風味?)
他の方からも要望多数です。みなさんのいろんなノウハウも教えてほしい!
ただ事務局(というほど本格的じゃなくても)的な動きをしている時間的余裕がびみょー。どうするかなー。すごく簡単に安価にそういうことできそうな場所とか、アイデアとか、幹事やりますとかそういう人、いないかなー。探してみます。

最後にtogetterでざっとまとめてみました。
ワークショップ『明日、ボクらのマンガを出版する為に』

といってもflatline1218さんの発言が大多数ですが。flatline1218さんありがとうございます。(みんなにもっとtsudaってー、とお願いすればよかった!)
まだまだ抜けもあるかと思います。誰でも編集可にしてあるので、参加されたみなさん、どんどんいじってバージョンアップしてください。WSは終らない!(笑)

あ、ここで使ってる写真は、理系漫画家はやのんさん(@rikei_hayanon)が撮ってくれました。ありがとうございます。掲載にあたって、個人が判別できないであろうサイズまで縮小しましたが、気になるという方は、メールかツイッターでご一報ください。
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