難 民 チ ャ ン プ

漫画家うめのサイト。
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東京トイボックスKindle版の140字じゃ書けない話 -1-『KDPは数字のおもしろさ』

『東京トイボックス(全2巻)』kindle版発売して1週間が経ちました。

新着ランキングでは、kindle>コミック>青年コミックで、1位、2位のワンツーフィニッシュ。ベストセラーランキングでも、1巻3位、2巻5位とおかげさまで好調です。1巻なんて、紙本もあわせた総合ランキングでも、うきゃー、うっかり64位です。(2013315日現在) 

もう7年も前の本なのに、ありがたいやら、お恥ずかしいやら。



今回のKindle版は、通常の


著者→出版社→(電書取次→)電子書店[Amazon]


というルートではなく、


著者→電子書店[Amazon]


という直販ルートを使っています。

これは、KindleDirectPublishing、通称KDPと呼ばれる方法です。

もしかしたら、昔、こんなことをやったのを覚えている方もいるかも。



日本初? kindleで日本語漫画を出してみよう企画


そう、あのトライアルの2013年版が、今回の『東京トイボックス』kindle版です。


KDPの特徴は、高い印税率。

通常、電子書籍の著者印税は、15%が一般的。

でもKDPなら、標準で35%。

さらにいくつかの条件をクリアすると、70%になります。


しかしKDPの魅力はそれだけじゃありません。

それは、数字を把握できること。

価格を決めたり、何冊売れたのか、ほぼリアルタイムで、把握できたりします。

するとどうなるか。

もちろん売れた売れない、で一喜一憂するのも楽しいんだけれど、

もうちょっと分析っぽいこともできるんです。



例えば、継続購読率。

1巻を読んだ人のうち、どれくらいの人が2巻も読んでくれたのか。

これは


2巻部数÷1巻部数


ででます。

(もちろん2巻だけ購入した人というのも、可能性としては考えられるけど、まあ誤差の範囲でしょう)


よく1巻だけ100円セールとかみかけますが、あれって、ともすると1巻だけ買って、満足しちゃいません?(みそさんの『限界集落(ギリギリ)温泉』は全部買ったよ!)


一説によると2巻以降への継続購入率は、よくて1〜20%台。

ひどいと一桁なんて話も聞きます。

『東京トイボックスkindle版』も発売直後は、20%ちょっとでした。

それがジリジリとあがって、いまでは63%を超えたところ。もうちょっとはあがりそうな勢いです。


この動きは、内容紹介の冒頭に「全2巻」と、書いた直後から顕著になりました。

全2巻、という買いやすさのアピールが功を奏したと自分では分析してます。

こういった工夫が手軽にできるのが、KDPのいちばんのおもしろさだと思います。

(なんにせよ著者としては、最後まで読んでいただけることは、何よりうれしいです)


こんな感じで、しばらくのあいだ、KDPトライアル関連の情報をまめに書いていこうかと思っています。よろしくお願いします。


 
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