難 民 チ ャ ン プ

漫画家うめのサイト。
『大東京トイボックス』とか『南国トムソーヤ』とか『スティーブズ』とか『きょくまん』とか描いてます。
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東京トイボックスKindle版の140字じゃ書けない話 -2-『KDPの値付けのヒミツ 前編』
発売10日目までの売上データが出ました!
なかなかいい数字です。 昨年10~12月3ヶ月間の『大東京トイボックス』1巻2巻の販売部数をたった10日でゆうに超えました。 
金額ベースでいうと、軽めの重版2回分くらい、といったとこでしょうか。 
KDPにかけた手間ひまを差し引いても、正直、悪くないペースです。 

おかげさまで、継続購読率も67%まで上昇。 
ベストセラーランキングでも、kindle>コミック>青年コミックで1位、2位です。 (2013/3/19 6:00現在) 
本当にありがとうございます。 

そこで好調につき、先週末で終わらせようと思ってた 
250円セールですが、もうちょっと引き続きやろうと思います。 
このあたりのフットワークが軽くできるのも、KDPのおもしろいところ。 
同人誌即売会とか、フリーマーケットに近い楽しさかなー。 
今日は、この250円という値段の考察をしたいと思います。


1巻目は値下げをするというのは、コミックスはじめ、
シリーズ物の売り方の鉄則になりつつあります。
1巻は安くするから、読んでねー。
続き気になるなら、2巻以降も買ってねー、という手法です。
 
前回、KDPで印税70%を受けるためには、いくつかの条件があると書きましたが、
そのひとつが、販売価格。 
250円以下にした途端、印税は35%になってしまいます。 
今回250円にしたいちばん大きな理由は、ここです。

もちろん35%でもいいから、100円にして、数をさばいた方がいい、という考え方もアリだと思います。 ちょっと計算してみましょう。 

250円で1,000冊売れた場合の売上は、100円だとどれくらいで出せるのか、
という場合を仮定してみます ファイルサイズは、40MBとしましょうか。 
(70%の場合は1MBあたり1円が通信料として、売上から差し引かれます。  
 35%の場合は、通信料はAmzonの負担です) 

(定価-通信費)x部数x印税率=売上 
(250-40)x1,000x70%=147,000円 

100円の場合、印税は35円になるので、 

 147,000÷35=4,200冊 

ということになります。 
うーん、これはちょっと難しいような気がします。 
250円を100円に下げると、4倍以上の人が購入をしてくれるのか、否か。 
感覚的には、無料にでもしないかぎり、4倍までは伸びないと思います。

しかし、ここに2巻の売上を合計してみると、少し結果が変わってきます。 
まあ4倍は難しくても、100円効果で、なんとか倍の2,000冊は売れたとしてみましょう。 
継続購入率は、67%とします。 

【1巻100円+2巻400円の場合】 
1巻 100x2,000x35%=70,000 
2巻 (400-40)x(2,000x67%)x70%=337,680 
計 407,680 

 【1巻250円+2巻400円の場合】 
1巻 (250-40)x1,000x70%=147,000 
2巻 (400-40)x(1,000x67%)x70%=168,840 
計 315,840 

ちゃんと計算してみたら、

『1巻250円、2巻400円の場合、1巻を250円から100円に値下げした方がいいのは
値下げ効果で、155%以上の伸びがある、と見込めた場合』

でした。

あ、あれー、値付け、間違ってた…orz? 
1.5倍くらいなら、行きそうな気もしないでもないし……。
い、今からでも変えた方がいいのかな、でも、今から変えると250円で買ってくれた人に悪いしな…ブツブツ 

といったところで、次回へ続きます。
次回は『KDPの値付けの秘密 後編』です。

 
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